本作の真相 ・ 設定資料  


本編の後書きやキャラクターの真相を設定資料を交えて公開しています
どうぞごゆっくりおたのしみください



※※ 注意 ※※

本ページは、「 本編のネタバレ 」を多く含みます。
本編ご視聴後の閲覧をおすすめいたします。







▼  F I R S T
     初期設定 : 「 アケミとミキト 」 ( ラフ画 )





初期設定では、殺人犯は " ミキト " であり、
アケミ と ミキト は全くの他人で、" 恋人同士 " になる予定でした


―――――

最初は、≪何の変哲もない毎日に飽きていたお嬢様育ちのアケミが、夜の街に飛び出して
ミキトと出会うのだが、実は 彼は殺人犯で......≫
というような設定だったんですが、これだと、ミキトは何故 殺人を犯してしまったのかが分からず、
ミキトの存在がアケミの生きている世界と結びつかないことになってしまうので、初期設定から完成した本作品を視ると、
二人の立ち位置含め、ストーリー全体はかなり変化したように思います。
ただ 要所要所に、もしかして恋人同士になるのかも......というシーンを入れてるのは、ミスリードを与える為ではあるんですが、
二人の関係性の危うさが見え隠れした方が、話を追う側としてはおもしろいのではないかと思ったからです。

色々考えながら脚本やイメージ絵を書いてきましたが、
つたない部分も沢山ある中、CVのみなさん、そして使用させて頂いた音楽・効果音のご提供者様、
スタッフに救われました。
最後までお聴き頂いた皆様も、本当に有難うございました。
(諸星)


30オーバーの働く男性は、
格好良く映りませんか......?


―――――

10代、20代と言うのは、色んな刺激を受けて悩み苦しみ迷走する年代だと思うんですが、
30代から、ちょっと落ち着いた振る舞いが(一部)できるようになったり、
良い意味で達観したものの見方ができるようになってくると思います。
ミキトやマキタの年代もまさにそうで、彼らの生き様が格好良く映ったらいいな......と思いながら
あちこち演出をしていました。

実は、ミキトやマキタの過去の話まで考えていたのですが、
本作では時間の都合上カットになりました。
2人の話はまたどこかで......




2歳の アケミ しか知らなかった ミキト が、17歳になった アケミ に再会。
本作では、" 心配で心配で仕方の無いミキト "のシーンが
数多く出てきます


―――――

本作は1時間を目途にしていたのですが、シーンや
キャラクター同士のセリフの間合いなど、色んな情景を表現していたら、1時間40分という
長めの作品になりました。

本作中の時間経過は大体 半年なので、上の時間内だと時期の移り変わりを早く感じますが......
それにしたって、ミキトがアケミの「父親」だとかを知らない状態で聴くと、かなり
ミキトがアケミを気にかけているように感じるかと思います。
私が母親目線で、「もし娘がこういった状況だったら、心配で仕方がないだろうな」
と思いながシナリオを書いてしまったというのもありますが......

本作中では、ミキトはアケミのことが好きなのか? からかってるだけなのか?
別の思惑があるのか......?
と、かなり奇妙に感じる瞬間があると思います。
そういったところも含めて、本作を楽しんでもらえていたら幸いです。
 



ラストシーンでは、" アケミが殺人犯である "ということと、
" ミキトが実の父親である "ということは、
双方の口からは語られませんでした

―――――

ラストシーンは、自分の夢の中に出てきたものを描きました。

夜明けの空と海と、そこに浮かぶように存在する部屋に
顔の見えない"誰か"が、背を向けてひとりコーヒーを飲んでいるのですが、
その光景がひどく哀しげに映り、印象的で......本作のラストに持ってきました。



ラストでは、アケミもミキトも、本作の謎解きの答えを言いませんでした。

アケミはかなり肝が据わっている子というか......普通であれば
罪の重さや恐怖に耐えきれずどうにかなってしまう所を
全てを自分の内におさめて(警察に捕まるのも時間の問題だと考え)、落ち着いていて静か。
普通の人から見れば、芯が強くもあり、異質にも映るように思います。

ミキトは、アケミに「その言葉は言わなくていい」と言いますが、
彼としては、自分が実の父親だと気付いてもらいたい所もあったとは思いますが、
あの状況では、今さら"お父さん"だなんて呼ばれても、照れ臭かったんではないでしょうか......。


" アケミ " と言う名前は、ミキト と サエコ が大好きだった
「(夜)明けの海」からつけられます



ミキトがなぜ、雨の中 アケミを見つけることができたのかというと、
アケミが、「母サエコに生き写しだったから」です。

サエコはミキト以上に、決めたら自分ひとりで動いてしまう性格で、
(アケミもサエコに似てます......)
自分に相談もせずに何でも決めて行動してしまう、という点については
ミキト自身 もどかしく感じており、サエコもアケミもこういう事態になってしまって、
今後、彼はアケミから目が離せなくなってしまうんじゃないかと思います。(アケミももう大人ですが......)





▼  C H A R A C T E R
     キャラクター設定(非公開部分)


※キャスト様への配布資料から一部抜粋
※黄色部分は追記です


― アケミ ―  CV: 西風S 様




本名:矢上 アケミ(やがみ あけみ)
年齢:17歳
身長:160cm

本作の主人公。実母であるサエコによく似ていて美人。(本人は無自覚である)
髪は染めているが、瞳の色も含め もともと色素が薄い。

小さい時から苦労が絶えないため、
「なよなよ」や「かよわい」などと言う言葉は見当たらない。
見た目に反してたくましく、あまり人に頼ろうとせず、
必要以上な関わりを持たない主義。

人に感謝をしたり、思いやったりする部分は欠けていないため、たまに人と関わるようなことがあると
その人が悪い人ではないならば、何かしてあげたい・恩返しをしたいと考えて行動する。
しかし 根が不器用なので、その行動が空回りし 可愛らしい一面も見せる。

おしとやかで礼儀正しいサエコに育てられたため、
時々 丁寧な言葉遣いをするが、
サエコが亡くなってからは学校も不登校気味で悪い仲間とつるむこともあったため、
ぶっきらぼうな言葉と混在したものの言い方をする。

ミキトの実の娘(一人娘)であり、義父である矢上マサルを殺した本人。

本作ではミキトがいろいろとアケミを気に掛けるが、アケミ自身はミキトに頼ろうとは思っておらず、
彼がいなくなれば、また前の生活に戻るだけ、または警察に捕まるだけだと思っている。

<ミキトとの関係>

ミキトとはアケミが2歳の時以来 会ったことは無く、顔も覚えていない。
母親のサエコからも、彼についてほとんど話を聞かされていなかった。

「父と子」と言う関係ではあるのだが、会わなかった年月が長いため、
アケミにとってミキトは“兄”のような特別な存在なのかもしれない。



― ミキト ―  CV:成海 修司 様




本名:鳩羽 ミキト(はとば みきと)
年齢:35歳、未婚(離婚している)
身長:183cm

不動産会社経営。
色素の薄い髪に瞳。どこか異国人を思わせる容姿と立ち居振る舞いが目立つ。

父母は日本人だが、フランス人を祖父に持つクオーターであり、
父親の仕事の関係で18歳まではフランスで過ごす。
日本に拠点を移すと、20歳で会社を立ち上げる。現在、業界でその名を知らない者はいない。

サエコとの離婚後、女性関係は無い。会社優先の仕事人間。
クールでたまに口が悪く、せっかち。
少々 独りよがりで子供っぽい一面がある。

若い頃にサエコに教えてもらった素朴な和食料理が得意。
会社の持ち株や自己資産を含め 手持ちの金が有り余っているので、その使いどころは趣味の車。
常人からすれば金銭感覚もどこかおかしい。

地位や名誉もあるが、それと引き換えに(という言葉は適切ではないかもしれないが)
家族との幸せが欠乏し、孤独が浮き彫りになっている人物。


<アケミとの関係>

アケミの実の父親であり、殺人を犯したアケミをかばおうとする。

アケミは、ミキトが18歳の時、同い年だったサエコとの間に儲けた子供。
アケミが2歳の時以来 会ったことがない為、本編で再会した時はどう接していいのか分からず、
からかったり、はぐらかしたり、つっけんどんな態度をしてしまう。

サエコが亡くなった今、絶縁状態の親族を除いて
アケミは唯一 血のつながった家族であり、一人娘。
彼女に対しては自己犠牲的であり、投げかける言葉の端々はどこか優しい。

<サエコとの関係>

留学の為 フランスに来ていたサエコと出会い、交際をすることになる。
ミキトやサエコの両親は猛反対。
彼女とは駆け落ち同然の結婚をしている。

日本へ来てからは、会社を大きくして
サエコやまだ幼かったアケミを守りたいという気持ちが先行してしまい、
次第にサエコともすれ違うことが多くなり、離婚をしてしまう。

離婚後、サエコとは一度も会ったことが無い。
彼女自身の意志でアケミを連れて出て行ってしまったので、
再婚相手と幸せに暮らしているのだろうと思い、会えずにいた。

ミキトはサエコが亡くなる少し前に、一度だけ
電話をかけている。彼女がもしその電話に出ていたとしたら、
何かが変わっていたのかもしれない。


<マキタとの関係>

日本で会社を立ち上げた後、昼はその会社を運営し、夜は有名大学の夜間スクールに通っていた。
マキタとはここで知り合った。


― マキタ ―  CV: NEGI 様




年齢:36歳
身長:185cm

ミキトの秘書兼、運転手。
彼の会社経営にも携わる役員。

”裏稼業“を営む家柄の次男で、もともとは稼業を支えるために
ミキトと同じ夜間スクールに通っていた。

<ミキトとの関係>

いらないものは ばっさり切り捨てていきがちなミキトの
諌(いさ)め役であり、彼が通った道の後処理をこなすことも
マキタの仕事である。

歳はミキトより1つ上だが、敬語を使う。
“仲の良い友人”と言う関係からスタートしているので、会話に軽口をはさむこともある。
その点に関しては、たまに「一言多いんだよお前は」とミキトに怒られる。

ミキトの過去を知っており、彼に理解があるからこそ、今の自分の職務を全うしようとしている。


― ミカ ―  CV: 藤堂 れんげ 様




年齢:16歳
身長:152cm

アケミの親友。
自然体で、裏表のない明るい少女。

小さい頃 両親に捨てられ、厄介者扱いをする祖父母のもとで育つ。
最近は家に帰ることも少なく、
バーでアルバイトをしながら夜遊びする生活がほとんど。

<アケミとの関係>

アケミの辛い過去を知っており、出来る限り助けてあげたいと思っているが
彼女から一線を引かれているのを理解しており、それ以上立ち入ることはできないと寂しい思いをしている。


― ヤガミ ―  CV: 福良野 亀一 様

本名:矢上 マサル(やがみ まさる)
年齢:45歳(死亡当時)

サエコの再婚相手であり、アケミの義の父親。

通り魔を装いサエコを殺してしまうが(※詳細は下記の「真相」にて)
最後は、義娘のアケミによって殺されてしまう。

警察はサエコの事件について犯人の特定に至ることができず、
矢上マサルは 事情聴取を受けただけで捕まることはなかった。

“悪人”という印象が強いが 賭博や酒から抜け出せず、増え続ける借金で頭も回らず
自身の迷路のような世界でもがき苦しみ、
やがてそれすらも“賭け事(ゲーム)“であると思い込んでいってしまう……。

苦痛ですら快楽に感じるようになってしまった、哀しい人物。


― サエコ ―  CV: 紅茶好きの人 様

本名:小暮 サエコ (旧姓:こぐれ さえこ 後に、鳩羽 サエコ→矢上 サエコ)
年齢:27歳(死亡当時)

アケミの実の母親。

裕福な家庭に生まれたが、両親からは厳しく育てられた。
気立てが良く ほがらかな印象があるが、何かの為には一生懸命で揺らぎが無い。

学生時代 留学でフランスに来ていた際、ミキトと出会い 両親の反対を押し切って結婚。
18歳の時、フランスでアケミを産む。
その後、ミキトやアケミと共に故郷である日本へ帰る。

ミキトは自分たちのために会社を大きくしているのだと理解していたが、
すれ違うことが多くなり、離婚をしてしまう。
その後 幼いアケミを連れて、矢上マサルと再婚をする。

再婚後 矢上マサルとは、金銭や家庭面でトラブルを抱えることが多かった。
また、自分の意志でミキトから離れたのに、彼からは
毎月 多額の養育費が振り込まれていた。

ミキトにこれ以上 迷惑はかけられないと思い、アケミに彼のことは話さず、
矢上マサルにも養育費のことは黙っていた。

ミキトからのお金には一切 手を付けず、その金額に見合いはしないが
パートを掛け持ちして貯めたお金を合わせて、アケミを彼に託すつもりでいた。
しかし、それを叶える前に矢上マサルに殺されてしまう。(※詳細は下記の「真相」にて)


― エキストラ 様 ―


□ 高校教師  CV: さくら 様

年齢:40代前半

アケミが通うことになる英政高校で、担任となる教師。
おおらかで、感情の振れ幅が大きい。

この高校に勤められることを何よりも誇りに思っている。
若干まわりを置いてけぼりにしがち。

□ 女子生徒D  CV: さくら 様

年齢:17歳

・英政高校に通う女子生徒
・お金持ち。あまり苦労というものを知らない

□ アナウンサーB  CV: さくら 様

年齢:30代前半

・ベテランニュースキャスター
・番組で自由に喋るコメンテーター:男性2人のたしなめ役

□ 男子生徒A  CV: 呉 寿優 様

年齢:16歳

・アケミが通う英政高校の男子生徒。
 女子生徒Aと共に、最初に主人公に話しかける
・学年トップの秀才。頭が良いが、それを鼻にかけることは無く、
 自己研鑽に惜しみの無い性格

□ ホテルスタッフ  CV: 呉 寿優 様

年齢:30代前半

・パーティー会場でアケミに飲み物はいかがかと勧める
・フォーマルで落ち着いた雰囲気

□ コメンテーターA  CV: 呉 寿優 様

年齢:20代後半

・ワイドショーで人気の若きコメンテーター。
・有名大学を卒業してはいるが、少々他とは違うひらめきと発言で
 お茶の間を笑わせている

□ 図書室職員  CV: 狛茉 璃奈 様

年齢:20代後半

・アケミが通う英政高校の図書室職員。
・普段は真面目そのもの。知的でおしとやかな職員

□ アナウンサーA  CV: 狛茉 璃奈 様

年齢:30代前半

・落ち着いた姿勢で、どのニュース原稿も淡々と読み上げる

□ 女子生徒A  CV: 奈凸 様

年齢:16歳

・アケミが通う英政高校の女子生徒。
 男子生徒Aと共に最初に主人公に話しかける
・知的で、きりっとした印象が強い
・あまり群れることはなく、自分の意志がはっきりとしている。
 短い間ではあるが、最終的に主人公と友達となり、一緒に行動をする

□ ブティック店員A・B  CV: 奈凸 様

年齢:20代後半

・二人とも、ミキト行きつけの有名ブティックに勤める優秀なベテラン店員
・ミキトはお得意様。
 勤めるお店はフォーマルなスーツ、ドレスを中心に取扱い、
 1点数十万円からするものも・・・

□ 海外ホテル経営社長  CV: Aoi 様

年齢:30代前半

・パーティー会場でミキトに話しかける

□ 男子生徒B  CV: NEGI 様

年齢:18歳

・アケミが通う英政高校の男子生徒。
・高級自動車メーカー社長の一人息子
・チャラチャラした感じは無く、体育会系のスポーツ男子
・外車が好きで、詳しい

□ コメンテーターB  CV: NEGI 様

年齢:40代後半

・ワイドショーで人気のコメンテーター。
・がはははっと笑う姿が印象的な、おじさま。

□ 女子生徒B・C  CV: 紅茶好きの人 様

年齢:16歳~17歳

・二人とも、アケミの通う英政高校の女子生徒
・育ちの良いお嬢様


▼  真相


ミキトは、不動産業で会社を成功させ、財を成していた。

ミキトには18歳の時、同い年だった妻、サエコとの間にアケミが生まれていた。
彼は、実家ともサエコの親類とも疎遠だった。

アケミが2歳の時、サエコは、すれ違うことが多くなってしまったミキトと離婚し、
矢上マサルと再婚。
当時 ミキトはサエコに、彼女がいらないと言っていた多額の養育費を振り込んでいた。
(※矢上マサルは、以下、「ヤガミ」と書きます)

ミキトは離婚後、アケミやサエコに一度も会わなかった。
(と言うより、会えなかった。ヤガミが
養育費をつかいこんでいることがばれないように、住む場所を転々と変えていた)

サエコは、アケミのために養育費をすべて貯金し、
パートを掛け持ちして一生懸命働いていた。
しかし、彼女はその養育費をヤガミが賭博のためにつかいこんでいることを知り、
次第に彼との仲は険悪なものとなっていく。

アケミが小学3年生の時、
サエコはパートから帰宅途中の高架下の路地で通り魔に遭い、亡くなってしまう。
アケミはサエコの死に疑問を抱きつつも、これでヤガミまでいなくなってしまっては
今の自分は生きていけなくなると、その疑念に蓋(ふた)をすることとなる。

ミキトの、サエコの預金口座への振り込みは止まっていなかったが、
もはや借金まみれで火の車だったヤガミは、
今度はアケミに不満をぶつけ、暴力をふるいはじめた。

アケミは、中学に上がる頃には年齢を偽ってアルバイトを始め、
悪い仲間とつるむようになる。
(サエコを殺した犯人の情報や復讐するための方法を探していた)

※アケミが持っていた拳銃の入手先は、
彼女のアルバイト先の店長。彼は裏で拳銃の売買を行っていた。
この店長(男性、40代後半)は、アケミを小さい頃から知っており、
家庭環境で悲惨な思いをしてきた彼女のことを理解し、見守っていた。


アケミが17歳の時、ヤガミが通り魔を装ってサエコを殺害したことを知る。
一方、ヤガミはミキトに金銭的に助けを求めるが、断られる。

ミキトは、アケミを自分の元へ返すように言うが、ヤガミはこれを拒否。
ヤガミは、自分に金の援助をしなければ、彼女に危害を加えると脅す。
(すでに暴力を振るっていたが)

ヤガミは、実の娘に危害が及ぶと分かれば、ミキトはすぐに金を出すだろうと考え
また、金さえ手に入れば、たとえ警察がきてもすぐに逃げればいいと考えていた。

しかしヤガミの背後には、彼をつけてきていたアケミがいた。
彼女は、ヤガミにサエコの死の真相を問いただし、その場で拳銃を使い、殺害。
指紋のついた拳銃を残し、その場を後にした。

アケミは、警察に捕まっても構わないと思っていたが、一日だけ
アルバイト先や、親友に顔を出しておきたい、
そして、母が亡くなった場所に花を供えたいと街へ戻った。

アケミが去った後、ミキトはヤガミに呼び出された現場で、
彼が殺されているのを発見。
ミキトは現状、誰がヤガミを殺したのか確信が持てなかったが、
嫌な予感がし、彼の死を隠ぺいして、拳銃も現場から持ち去った。

また、ヤガミからアケミの居所をつきとめられなかったミキトは、
殺害された彼から得た身分証やアパートの鍵などから、
アケミがいるであろう街まで車を飛ばして急いだ。
(ヤガミ殺害の現場がある東京湾周辺は局地的な豪雨で、
アケミもミキトも街にたどりつく頃にはびしょ濡れだった)


そして、アケミとミキトは雨の中、再会をする ---------



ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
2019.12.01  諸星 ユキヒト







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